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低身長の検査

低身長を伴う病気には、ホルモンの異常、染色体の異常、骨の異常、内臓の疾患、心理社会的要因など様々な原因が考えられます。
何が原因になっているかを見極めるには、問診、成長曲線、血液検査などを総合的に見て絞り込む必要があります。

具体的な流れ

初診

問診

  • 生まれたときの状況(身長・体重、在胎週数など)、食事や生活習慣について、これまでの病気、薬剤の使用歴などをお尋ねします。

身体計測

  • 現在の身長・体重がどれくらい平均から離れているかチェックします。

成長曲線

  • 母子手帳や健康手帳の「成長の記録」をもとに成長曲線を作成します。

血液検査

  • まず主要な臓器に異常がないか調べます。心臓、腎臓、肝臓、腸などに異常があると成長を阻害することがあります。 次に、成長ホルモン、甲状腺ホルモン、甲状腺刺激ホルモンがどのくらい分泌されているかを調べます。 プラダーウィリー症候群や、ターナー症候群が疑われる場合は、染色体検査もあわせて行います。

尿検査

  • 尿中タンパク質、糖、潜血、白血球、赤血球を調べます。 慢性腎不全も低身長の原因になります。

レントゲン検査

  • 手首のレントゲン写真から骨の発育の度合いを調べます。

成人の手首の骨

思春期完了以前の骨は骨端骨と骨幹端の間の骨端線が開いていて、その間に次々と新しい骨が作られて伸びていきますが、成人すると骨端線は閉じて、もうそれ以上伸びなくなります。 手首のレントゲン写真で骨端線の開き具合を調べることで、骨年齢がわかります。骨年齢が若いほど治療の効果が期待できます、骨年齢が男性で17歳、女性で15歳くらいで成長が止まります。

2回目外来

初診の検査結果から総合判断します。

低身長以外の異常が認められない場合

  • 体質性低身長、家族性低身長、特発性低身長と考えられます。治療は行わず、年1回の外来診察で経過をフォローします。

成長ホルモン分泌不全性低身長などの疑いがある場合

  1. 成長率が低い
  2. 骨年齢が実際の年齢に比べかなり若い
  3. IGF-Iが低い

さらに精密検査を行います。

矢印

精密検査

薬剤による成長ホルモン分泌刺激試験

  • 成長ホルモンを分泌する脳下垂体を内服薬などで刺激して血液中の成長ホルモン濃度を一定時間ごとに採血し測定します。

頭部MRI

  1. 脳腫瘍の有無や生まれつきの脳下垂体異常が疑われる場合に行います。脳腫瘍が見つかった場合、成長ホルモン治療の前に外科的な手術が必要になります。
  2. 24時間蓄尿など